誰にも声を掛けられる事もなく、約1時間程で買い物終了‼︎
「海翔、澄音に何買ったの?」
「アイツのリクエストの缶クッキー。デカイやつな。嶺は?」
「秘密」
なんて、可愛らしいピンクの袋を背中に隠した。
結局は家で澄音から聞き出せるから良いけどさ……。
その後は嶺を家まで送って、俺は真っ直ぐ帰宅。
澄音はまだ帰って来てないし、俺は1人でギターを弾くだけ。
無心に弾いてても、澄音の弾む声が聞こえると嬉しくなる。
「海翔さーん‼︎ただいまー‼︎」
「おー。おかえりー」
「またギターと仲良しなの〜?」
「ははっ‼︎ギターにまで嫉妬かよ〜」
「嫉妬じゃないですぅー」
いじけた澄音の頬を指で摘まめば、ジーっと俺を見詰める。
これは可愛過ぎるっつーの……。
「海翔さん。ただいまのキスしてないよ?」
「望み通りしてやるよ」
小さな唇に自分の唇を重ねれば、離したくなくなる…。
澄音は俺の。
口付け1つで実感する。

