【海翔side】
確かに俺の澄音は超可愛いし、気立ても良いからモテるのは仕方ねぇ。
百歩譲って許してやるよ。
でも………さすがに、あからさまなのは気付けよな…。
逆チョコとか絶対、澄音のこと狙ってんじゃんか〜……。
無自覚なヤツめ。
新曲作成中の地下スタジオ。
俺の隣でギターを弾く、唯一の彼女持ちの一輝に相談した。
「自分の彼女がモテるって嬉しくねーか?」
「嬉しいけど…すげー妬ける。芽依子もモテただろ?」
「アイツ、女子大だったからな〜…。男と縁が無かったって言ってたぞ」
「女子校に転校させるべきか…」
「バカか」
学校内の事で、澄音の友達に首突っ込むのもな…。
つーか、俺かなりめんどくせぇ性格してたんだな。
「まっ、所詮はまだ高校生だし大丈夫だろ?澄音ちゃん、海翔にベタ惚れだし」
「ちょっと待った‼︎今時の高校生って、けっこーエグいらしいよ〜♪」
「愛斗‼︎お前は、海翔に余計なこと言うな‼︎」
不安を煽るな‼︎
俺はちゃんと澄音のこと信じてるけどさ〜……。
年が離れてる分、心配だ。

