リビングの床にカバンを置いた時、海翔さんはヒヨコのキーホルダーに触れた。
「あれ?お前、こんなの付けてたっけ」
「うん‼︎つい最近つけたの。友達がくれたんだ〜」
「まさか‼︎逆チョコのクソガキじゃねぇよな……」
逆チョコのクソガキって…。
頷くと、海翔さんの指があたしの顎をクッと上げた。
「良い度胸してんじゃーん…」
「ほんとに友達だから‼︎可愛いから付けただけ‼︎」
「そうゆうの言い訳っつーの。お前の彼氏は誰?」
「海翔さんです……」
「よく出来ました」
優しく笑った後に、キスをされたと思ったら……。
ふわっと宙に浮く体。
軽々とお姫様抱っこで、強制的にベッドに落とされた…‼︎
「カッコ悪いの分かってるけど、めちゃくちゃ妬けた…」
「かっ、海翔さん⁉︎」
「お前、無自覚過ぎるんだよ。バーカ」
「ちょっ‼︎明日も普通に学校だから‼︎まだ夕方だし…っ、んっ」
強引に唇を塞がれて、ブラウスのボタンを外される。
ほんとに、海翔さんには敵わない…。
そっと繋がれた指をぎゅっと握り返した。

