彼氏サービスは続き、お風呂上がりも缶ビールを飲む海翔さんの膝の上。
ドキドキして熱い……。
「食いてぇな…」
「お腹空いたの?」
「ん。澄音見てたら腹減った」
怪しい笑顔で、あたしの首にキス。
明日も学校だから絶対無理だよ〜…‼︎
「海翔さん‼︎ちょっと待ってて‼︎今、良い物あげる‼︎」
「あっ‼︎逃げんなよ〜」
冷蔵庫から取り出した、龍也からの逆チョコ。
せっかくだし、海翔さんと食べよう‼︎
「何それ?」
「これ、一緒に食べよう?」
「おー。結構お高いとこのチョコじゃん。女子の友チョコってやつか?」
「ううん。クラスの男子から逆チョコ」
「はぁ⁉︎男⁉︎なんで⁉︎絶対、澄音のこと好きだろ‼︎」
龍也に限って、そんなことない。
だけど……逆効果でした…。
「くっそ。澄音は俺のだ。クソガキ‼︎」
「海翔さん…離して…?」
「ヤダ。お前は俺の…」
お酒の量が増え、膝に乗せられたままキスの嵐。
もう苦しいから〜‼︎
お酒味のキスは、きっと海翔さんが妬いてくれた証拠……。

