もう一度お礼をしたくて龍也を見上げると、走って逃げちゃった…。


でも、なんであたしに逆チョコくれたんだろう……。



マンションに帰り、ご飯支度をして海翔さんを待つ。


今日は早めの7時に帰宅です。


「ただいま〜。澄音おいでー」

「おかえりなさーい‼︎」


ぎゅーっと抱きつけば、海翔さんに包まれる。


そして、おかえりなさいのキスを1つ。


この瞬間、大好き……。


「あ、そうだ‼︎澄音。メンバーにもチョコありがとな〜。アイツら喜んでた」

「ほんとに〜⁉︎それなら良かった‼︎海翔さんも喜んでくれた?」

「当たり前。大好きな澄音がくれたんだし。ありがと」

「どうしたしまして〜」


海翔さんが笑ってくれると嬉しい。


あたしも海翔さん、大好き‼︎



2人でご飯を食べた後は、海翔さんに上手く乗せられお風呂も一緒。


「今日、バレンタインじゃん?彼氏サービスしてくれねーの?」


なんて、甘えられたらあたしの負け…。