めいいっぱい愛された海翔さんの休日。


あたしも冬休みが明けて、学校が始まった。



冬休み中の運動不足のせいか、体育がすごく嫌だ〜…。


「体育ヤダ〜。ねぇ、澄音‼︎2人でサボっちゃう⁉︎」

「何言ってんの…瑠奈さん…」

「澄音だって嫌なクセに〜‼︎」


狭い更衣室でジャージに着替えながら、瑠奈はぶつぶつ文句を並べる。


あたしも同じ気持ちなんだけどね…。


「ふふっ‼︎澄音〜♪ここ最近、年上の彼とエッチした?」

「なっ、なんで⁉︎」

「へぇ〜♪澄音の彼って、けっこー独占欲強いのねっ‼︎」

「る、瑠奈⁉︎なんの話⁉︎何が⁉︎」

「くっきり、愛の印がついてるぞっ♪きゃー‼︎ドキドキー‼︎」


騒ぐ瑠奈が指差した鎖骨。


急いで手持ちの鏡で確認すると、紅い印が残されてた。


これは、恥ずかしい…‼︎


「ラブラブで良いねぇ〜♪」

「瑠奈‼︎もう、その話は終わり‼︎」

「早く着替えないと体育始まっちゃうよ〜‼︎」



海翔さんに愛されて幸せだけど………


恥ずかしいのは勘弁ですからー‼︎