【澄音side】
まだまだ寒さが残る1月。
昨日から、海翔さんの実家にお世話になってます。
ちなみに、海翔さんは一輝さんや地元の友達と遊びに行っちゃった…。
そんなあたしは、リビングでストーブを菜々海ちゃんと囲む。
肩まで伸ばされた黒髪に、くっきり二重のパッチリ目。
おまけに、スタイル抜群‼︎
海翔さん譲りの、美少女だよ……。
この1日で、だいぶ打ち解けられたんだ〜。
「あっ、あの…澄音ちゃん…」
「どうしたの?菜々海ちゃん‼︎」
「相談したい事があるの…。だから‼︎あたしのお部屋来て下さい…‼︎」
「全然良いよ‼︎行こう‼︎」
2階にある菜々海ちゃんのお部屋。
可愛らしいピンク基調のお部屋だ。
2人でベッドに腰掛けると、急に悲しそうな顔をした。
「澄音ちゃんは……学校にお友達いる?」
「うん‼︎まぁ、多くはないけどね〜…」
「そっか…。実はあたしね、学校あんまり行けてないの」
「そう、なんだ……」
菜々海ちゃんの視線の先には、ハンガーに掛けられた高校の制服が。
言葉が出て来ないや………。

