一軒家が密集する住宅街。
角を曲ってすぐにある俺の実家。
久々に帰って来た〜‼︎
「楽しみだったのに緊張するー‼︎」
「じゃあ…安心するおまじない」
一瞬触れるだけのキスをすると、恥ずかしそうに微笑んだ。
「ありがとう。安心出来たっ‼︎」
「よし‼︎行くか‼︎」
少し冷たい澄音の手を握って、家の鍵を開けた。
靴箱の上に置いてある水槽には、前より金魚が増えてたり……。
懐かしい…。
そして、早速母さんが出迎え。
「海翔〜‼︎おかえりなさい‼︎元気だった〜⁉︎」
「はいはい。元気だった。彼女連れて来た」
「きゃ〜‼︎可愛い‼︎あたし、こうゆう女の子好き‼︎」
「あ、ありがとうございます‼︎初めまして‼︎橘澄音です‼︎」
「よろしくねぇ〜‼︎さっ、上がって‼︎」
リビングに行くと、俺に気付いた菜々海が走って来る。
俺の5コ下の妹。
「お兄ちゃん‼︎お帰りなさい‼︎」
「ただいまー。菜々海」
少し背伸びた気がする。

