仕事を乗り切り、休み前日の夜中に帰宅。
真夜中なのに珍しく、リビングの電気着いてるし……。
「ただいま〜。お前、まだ起きてんのか⁉︎」
「あ‼︎海翔さん‼︎おっ、お帰りなさい‼︎」
「つーか……かなり散らかしたな…」
リビングの床に並べられた服やアクセサリー達。
澄音のクロゼットの中身だ。
「ごめんなさい‼︎すぐ片付けるから‼︎」
「別に良いんだけどさ。こんなに服並べてどしたの?」
「……明日から海翔さんの実家行くから。清楚なカッコの方が良いかなーとか、色々考えちゃって……」
「そんなことか‼︎いつも通りの澄音のカッコで良くね?」
「でも…。海翔さんのお母さんと仲良くなりたい…」
しゃがみ込んだ澄音は俺を見上げた。
そんなコイツが可愛くて、髪をごしゃごしゃ撫でる。
「お前なら大丈夫だよ」
「ほんとに…?」
「ん。だって、俺が心底好きになった女だし。誰にも文句言わせねぇ」
「…うん。ありがとうね、海翔さん‼︎」
くしゃっとした無邪気な笑い方。
お前は、素直な自然体が似合ってる。
俺の自慢の彼女だからな?

