楽しい時間の経過は早いモノで。
着替えて髪をセットして、仕事に行く準備を進める。
そんな俺の腕にぎゅっとしがみつく可愛い彼女。
「行かないで……って言ったら怒る?」
「怒んねぇよ。むしろ、俺のこと必要としてくれて嬉しい」
「じゃあ…もうちょっと側にいてほしい、です…」
「もうすぐツアー終わるからな。良い子に待てるだろ?」
「…うん」
この顔は、珍しく拗ねてる。
そりゃあ、寂しい思いさせてるもんな……。
俺のこと待っててくれる方が有難い。
「そんな顔すんなよー‼︎明日、澄音が起きたら隣にいるから」
「ほんとに?絶対?」
「絶対。今日は打ち合わせだけだし」
「待てる。ちゃんと待ってる‼︎」
「さすが俺の彼女。まだ時間あるし、おいで」
腕を広げれば、ぎゅーっと強く抱きついてくる。
俺も仕事のやる気をチャージ。
澄音がいれば、頑張ろうって思えるから。
そして、倉吉が迎えに来たから俺は仕事へ出発。
「海翔さん、行ってらっしゃい‼︎」
その笑顔が俺の背中を押してくれるんだ。

