結局、寝不足のまま高校生の澄音より早く起きた俺。
5時起きな……。
6時に、ボサボサの金髪頭で澄音も起きて来た。
「おはよーございます……」
「ん、おはよ。今日も学校だよな?」
「平日なので普通に学校です…」
「学校終わったらどうすんだ?行くアテあんの?」
「えっと…友達のお家に……」
俯いて口ごもる。
コイツを助けたいと思った。
理由なんか後回しで……。
「家事でもなんでもするって言ったよな」
「はい‼︎出来る限りのことは‼︎」
「鍵渡しとく。今日からお前はここに帰って来い」
「い、良いの…?本当ですか?」
俺が頷くと、涙を溜めて笑った。
「ありがとうございます。お世話になります‼︎」
頭を撫でてやると嬉しそうに目を細める。
守ってやりたいな……。
そして、俺と澄音の不思議な同棲?シェアハウス?が始まった。