【海翔side】
まさか、俺らが文化祭のゲストになると思わんかった……。
しかも澄音の高校‼︎
必死こいて俺に頼む可愛い澄音のために、無理矢理スケジュール開けたんだぞ。
報酬はキッチリ貰うし。
基本的に家で澄音から詳しい当日の動きを聞いて、事務所の地下スタジオで打ち合わせ。
なんだかんだメンバーも付き合ってくれるから良いヤツ。
「学校って空間が、すげー久々だよね‼︎俺ら夏で中退しちゃったし〜」
「そうだなー。嶺なんて高校生活送ってないんじゃないか?」
「一輝の言う通り。俺、高1の春で中退した」
「俺らが高2の春から忙しくなったからな」
「でもね、海翔達とこっちの道選んで後悔してないから良いの」
嶺はベースの調律をしながら、ふと良いコト言った。
もちろん、俺だって後悔してねーよ。
この道に進んで良かったと思ってる。
「高校楽しみだねぇ‼︎可愛い子いるかな⁉︎」
「愛斗‼︎澄音の友達には絶対、手ぇ出すなよ‼︎」
「分かってまーすっ」
文化祭、案外楽しみだ。

