溺愛キケン区域!!




翌日の生放送も無事に終えて、メンバー全員で打ち上げ。


「俺、ビールで良いや。海翔は?」

「じゃ、俺も一輝に合わせてビール」

「はーい‼︎俺はジン‼︎嶺はまだお酒我慢ね〜」


うちのグループ、嶺だけ未成年。


可哀想だけど仕方ない……。



その後は解散して各々帰宅。


明日はオフだから昼過ぎまで寝てやろう。


…そう決めてたのに、澄音が頭の片隅に過る。


少し心配なだけだ。


あんなガキになんて興味ねぇよ。



気を紛らすために、自分の車を出して改めた飲みに出た。


テキトーに引っ掛けた女をホテルに連れ込み何もかも忘れる。


「週刊誌とか怖くないの〜?」

「事務所がどうにかしてくれんの」

「そうなんだ〜‼︎ねぇ…もう一回シたいなぁ〜」


疲れも、嫌な事も、心配事も………


デビューした時からずっと同じ遊びで忘れて来た。


これが俺の生き方に合ってると思う。


縛られるのは事務所だけで十分。


あとは自由奔放に遊んでやるよ。



ベッドに眠る女を残して先に帰る。


久々にタバコ吸ってみたり…。


自由が一番最高だ。