言い切ってアイツを見ると、吹っ切れた顔。
もっと泣かれて騒がれたりすると思ってた…。
「つまんないの〜。女の子に一途ってキャラじゃなくない?」
「悪口かよ……」
「悪口くらい言わせてよ。…でもさ」
「ん?」
「もうちょっとだけ……好きでいる、かも…」
「ファンなら大歓迎」
アイツは笑って頷いた。
これで俺らも解決って感じ。
あとは、澄音との関係の修復。
車に戻った駐車場で、すぐに澄音に電話をかけた。
寂しいのはもう勘弁……。
『…もしもし。海翔さん…?』
「お前、今どこにいる?」
『えっと…友達の家』
「住所教えて。明日の夜迎えに行くから」
『ほ、ほんとに⁉︎』
「ほんとに」
寂しい思いと悲しい思いをいっぱいさせた。
迎えに行くしかないじゃんか。
翌日、夕方にライブを終えた俺は一番に澄音を迎えに行った。
アイツがいる友達の家まで。
数分間、車を停めて待ってるとデカイ鞄を抱えた澄音が小走りで助手席に乗る。
顔合わせんのも久々過ぎ……。

