ただただ状況を信じることが出来なくて、無気力に過ごした学校。
放課後は瑠奈と週刊誌を買いに行ったけど、どこも売り切れ……。
やっと駅から離れた小さな書店で、週刊誌を手に入れた。
最寄り駅のベンチに座り、瑠奈が早速ページをめくった。
見なきゃ良いのに……。
怖いもの見たさって恐ろしい。
「海翔って、こんな清純派が好みなんだ…。なんか意外だね?」
「そう、だね…」
「高級フレンチデート‼︎きゃ〜‼︎絶対、付き合ってるよね〜‼︎」
ねぇ、海翔さん……。
なんで…?
これ、撮られたのツアー中の日付けじゃん。
ツアーで忙しいんじゃないの?
あたしに嘘ついたの?
「澄音?大丈夫…?」
「…うん…。ごめん‼︎瑠奈‼︎あたし、もう帰らなきゃ‼︎」
「そ、そうなの?ほんとに大丈夫だよね?」
「大丈夫‼︎じゃあ…また明日ねっ‼︎」
脚が震えて、声が震えて。
ひたすら涙が止まらなくて、俯いてマンションに帰った。

