「今日はご機嫌ね」
『うん! お母さん今ニュースにもなるほど売れているゲームのこと知ってる?』
んー、と声に出しなら腕を組むと困ったような顔をする私の母親。
はっ!
いきなりなんだと思えばどうやら私の言っている例のゲームを思い出したらしい
「瞳はやめときなさいね、今時のゲームは少し問題が多いいわ」
『う、うん……そうだね』
これ以上話すことをやめた、というよりバレる前に話題を変え今日の夕飯はー? なんてたわいのない話にすり替えたのだ、ちなみに今日の夕飯はすき焼きだとか
父は今日も相変わらず仕事が忙しくこれじゃあ泊まりがけになるとかなんとか。
『1万円』
高すぎるでしょ、いくらなんでもね?
私騙し取られたんじゃない、なんて考えて調べてみたら驚きました。
本当は五万円らしく、目ん玉飛びましたよ、そりゃ。
パッケージを開けたら、手で握れるぐらいの小さな透明な石と薬みたいなのが入っていた。
『えっ……』
本当にゲームなのかこれ? そう疑うほどゲームを開始する方法が怪しい。
スフトを握って寝るか、薬飲んでください? 頭悪いんじゃないのか
『お母さんが正しかったかも』
ポイッとベットに投げて気を間際らそうとしてもい1万円払ったんだよ?
一回ぐらい試してみないと私の気がすまない。
すぅ、はぁ
深呼吸をするともういい! とがむしゃらに薬を飲んで石を手のひらで埋める。
あれ? 私なんか間違えたような