だから、俺にしろよ。~運命の人と恋する方法~

授業、始まっちゃった………!




けど、今からならまだ間に合うかも……!




「ごめんなさい、助けてくれてありがとうございました!
私、もう行きますね。ほんとにごめんなさい!」




「え、もう大丈夫なのっ……!?」




「はい、おかげさまで!ありがとうございました!」




「え、ちょっと、待っ…………」




男の子が何かを言っていたけど、そのまま階段をのぼった。




だって、次の授業の先生、すっごく恐いんだもん!




遅刻なんてしたら怒られちゃうよ!




「………あ、男の子の名前、聞けばよかったかな……?」




すごくかっこよかったなぁ、あの男の子……。




また会えたら、今度はちゃんとお礼を言おう。




――――ガラガラッ。




「すいません、遅れましたっ!」




教室に入ると、先生が教科書を読んでいた。




機嫌がよかったのか、「おー、遅いぞー」とだけ言われた。




あー、よかった…………!




席について教科書を開いても、授業には集中できなかった。