渚side


アレは俺がまだこの地区の学校にいた時…小学校5年生の頃だった。


「あの、横山くんっ!

私と付き合ってくださいっ‼︎」


俺は昔から、

女というものが分からなかった。


「ムリ、俺女とかどうでもいいし」


俺は従兄弟の横山 俊がそばにいればそれでよかった。


家族以外、誰も信じない、友達も恋人も何もいらない。


俺はその女の前から早走りで立ち去った。


でも、

俺はどっちにしろ彼奴には見えない位置には来たが、今度はいじめの現場を目撃してしまった。