藤井 真央side 「おい、追いかけるぞ!」 さっき守るって言ったばっかじゃねぇか! ドア付近にいる彼奴らを抜けてリカが走っていった方向に向かおうとすると、 「落ち着け、今は追いかけるよりもこいつに聞くのが先だろ」 勇希が俺の肩を掴み後ろにクイっと指を動かし俺達の後ろにいる彼奴らを指差す。 「そう、そう! さぁーて、サボらせて悪いけど付き合ってもらうからね」 星夜がニコニコを笑うが、目が笑ってねぇ! 彼奴、ド怒りじゃん。