私達はもっと深く構えるべきだった。 もう関わりたくないから、解散したのに。 でも、それで収まるほど世の中甘くないらしい。 『皆ゲンキー? 今日は転校生を紹介するよー☆ 西校地区で有名な、青龍(せいりゅう)達だよ! トップ探してるらしいから協力してあげてねー。 では、これで終了でーす!』 彼等が来て、平穏が崩れる音がした。 「俺は今日、検査だからもう帰るな」 凛がスタスタと生徒の波に埋もれて行く。 そういえば今日だっけ…。