神田 燈side 「二人とも大丈夫ですか?」 さっき、俺たちが気にかけていた誰も寄せ付けたがらない雰囲気を持った女の子、 『岸 梨花』が綾と、竜を蹴ったのだ。 リカねぇ…。 そして、二人はまだ痛そうに腹をさすっている。 「燈、あいつの事調べろ」 どうやら、ウチの総長さんは彼女の事が気になるみたいだ。 「フフフッ 綾が女の子に興味あるなんて意外だなぁ」 初めてかもしれない、彼が女の子に興味を示すなんて。