「はい、じゃあ僕らのだーいじなお仲間のプリンセス返してよねー!」 星夜はいつの間にかここの総長であろう奴や、あいつらがいるところに立って、俺の妹を助け出してくれていた。 そして、俺もここにいる族の奴らも今一状況が把握できていなくて、向こうはまだ呆然と立ち尽くしていた。 こんなすんなりものごとが進むなんて向こうも思わなかっただろうし、俺も解散するとは思ってなかった。 この状況がわかるのは黒蝶の連中だけだった。