不良少女




「バカなの?」


そんな俺を見兼ねてか、ズカズカと俺に歩み寄り胸ぐらをカナに掴まれる。


「リカさんがさぁ、そういう些細な事に傷つくってどうしてわかんねぇのかなぁ…!」


カナの口調や、声色が変わっている。

いつも、ゆるゆる、ふわふわとしているのに今は顔が険しい。


他の奴らも少し張り詰めた空気を漂わせている。


「俺はリカさんの為なら何だってする。
リカさんの命令ならどんなことでもする。

もし、リカさんに最後まで付いていく覚悟がないならリカさんに…俺らに2度と関わるな‼︎」