不良少女



「おーい、勇気くんっ!
おはよー」


そこには手をブンブンと降っている星夜が居た。


昨日はあの後少しだけ話してその後別れた。


「おー、はよ」


「フッフッフッ、気になるでしょー?

カレンの正体。
残念だけど、答えは放課後だよ」


ニコニコと笑いながら口を手に当ててご機嫌な星夜に、隠れて舌打ちをして教室に入る。


「おはよぉ、ゆうきくぅん」


そこには化粧も濃くて、声が高い女がいた。

中学生でその顔と声だと将来が心配だな、可哀想に。


とりあえず俺はそいつを無視して教室に入る。