不良少女

「リーダー、今何て…？」


「あ？

だから嬢はもう来ねぇんだってさ」


タバコに火をつけて、リーダーはこう言った。


「な、何でですか？」


「我らが組長様がお前はいらねぇ影響を与えかねないってことらしい」



つまり、俺はまた…独りぼっちって事か…。


「わかりました、では失礼します」


頭を下げて、部屋から退室する。


誠さんも、此処に来る事は2度となかった。