不良少女



燈side


「おい、002(ゼウ)いつまで私達を待たせるんだ」


ガシッと俺の頭を掴み、物のように俺を扱うリーダー。

ここは、岸組が所有している実験所の一つで俺はそこでお世話になっている。


昔は、孤児院に居たらしいのだが2歳になる頃にはもうこの研究所にいた。


俺は孤児院の奴等に売られてしまったのだ。


別にどうも思わないし、きっと経済的に俺は…否、俺の頭脳は高くついたのだろう。