私が1番最初に思い出した記憶には、君がいたんだ。 いつも、無表情で実験室に閉じ込められていた君を私は忘れる訳にはいかなかった。 嘘ばっかり吐いて、大人をずっと嫌い、自分のコトを『002』と呼ぶ人の指示に従う可哀想な彼を忘れるはずないじゃないか…。