「呼んでいいのか?」 「呼んでいいって言ってんでしょ」 少し照れたようにリカは俺を睨む。 「ねぇ、さっき何いいかけたの?」 「ベット何処がいいか聞こうとしただけだ」 部屋には、角に一つと真ん中に二段ベッドとなっている。 「端っこの方でいい…」 リカはチラッと宮原を確認する。 そして、それに気付いた宮原はコクリと頷いた。 「わかった。 それと、俺のことも名前で呼べよリカ…」