こいつらはいつ消えてもおかしくないような雰囲気をどいつらも漂わせている。 もし、今こいつらから目を離せば…繋ぎとめなければ跡形もなく消えていってしまう。 それほどあいつらは儚いんだ…。 「何か言った?」 「何も言ってねぇよ」 「あっそ」 岸は興味なさそうにつぶやき、宮原に目を向ける。 が、どのベットで寝るか聞こうとした時の事だ 「きし…「リカ」は?」 「私さ自分の苗字大っ嫌いだからその名で呼ばないでくれる?」 一体何を考えたのかそんな事を言い始めた。