不良少女



「はっ…。

どうでもいいことでいちいち騒がないで。

一緒に寝ることのなにがいけないの?」


ギロリと彼女は俺を睨む。

2人が…同じくベットで寝ようとしているのに、騒ぐなって言う方が無理だろ!


「リカちゃん、やっぱり大丈夫だよ…。

そうだよね、おかしいよね…
ごめんな、さい…」

目をウルウルさせる宮原は、罪悪感が生まれてしまうほどに儚い。


「別にいいし。

俺も悪かったな…」


何でこいつらはいつも、


「儚ねぇんだよ」


ボソリと俺は声を漏らす。