不良少女








B室 『梨花、奏、綾』


綾side


「リカちゃん、一緒に寝てもいいですか…?」


岸が寝るための準備をしている中、宮原は半泣きになりながら岸にそう言った。


「奏、まだ無理なの?」


「うん…」


岸はうーんっと唸ったあと、「いいよ」と返事を返す。


「は?」


だが、そんなの普通にありえないだろう。


「なん…ですか…?」


宮原は少し怯えたように俺を見る。


「おかしいだろ、男と女がそんな…」