「ん…」


頭がクラクラしてきた…。 てか、ここは?


「起きた? 大丈夫?」


「誰っ⁉︎」


ガバッと布団から出て私に話しかけてきた男を睨みつける。


「君が道端に倒れてたから、拾ったんだよ、危ないところだったね」


「私を助けたのってあんた?」


「うん、そうだよ」


「ありがとう、助けてくれて」


私を助けたってことはまぁ悪い人たちではないだろう。 と勝手に解釈する。

ほんとこの頃はバカだった。


今思えば、2人は髪色が全く違うのに…。