「ちょっと待ってください理事長。

リカは女だ。
男の中に入れるなんてとんでもない…です」


凛は理事長に刃向かっていく。

が、それで屈しないのが理事長で、


「私が理事長なんだから、私が決めていいっしょ!

ぜーん、ぜん問題ないよ?」


そう理事長が言うと、凛は押し黙ってしまった。

私たちが何を言おうがあの人には無意味だ。


「諦めたー?

じゃあさっさと書いちゃって」


あみだくじを皆嫌々引いていく。


「はい、はーいじゃあ結果発表ね☆」


ルンルン気分の理事長は楽しそうに紙をめくる。