星夜side 「どうするー?」 山の中だからか、無駄に僕の声が聞こえる。 あー、鬱陶しくて耳に触るなぁ。 「あ? お前の頭は飾りか。 言ったろ、俺は1番にコテージに着くってだから、もちろんこっちに決まってんだろ」 今、僕とマオくんが話しているのは、 右の亀道っていうゆったり長い距離か、左の豹道でハードな短い距離のどっちから行くかということについてだ。 言い合いが煩かったのか、いつもは結果待ちのリカちゃんが「豹道でいい」って、僕らの口論に結論を出してくれる。