黒薔薇





康太は公園で遊び帰りに通り魔に刺されて死んだ。







犯人はすぐに捕まったが、そんなことはどうでもよかった。







金なんていらない。お詫びなんてどうでもいい。







ただ、康太を返してくれと思った。







キーンコーンカーンコーン...。








チャイムが鳴った。






康太は小学校にも入れてやれなかった。






≪僕ね!大人になったら、お父さんと一緒に刑事やるんだ!!≫






そう、得意げに話していた康太の顔を今でも思い出す。