「涼子がねー。長野とは仲良くしてっていうから。昨日はごめんね長野」







桜田が...?







「あ。あんまり相良待たせていると怒るからもう行こ!じゃーね長野」






ぱたぱたと雪乃は走っていった。








そこで僕は周りのざわつきに気がついた。








「見た?相良君のグループの人達が長野と話してたよ」





「どーゆーこと?仲良くなかったよね?だって長野だよ」








じろじろ見られて、いたたまれなくなった僕は早歩きで教室に入った。