「Yesだ」




「了解しました。では最初の情報をどーぞ」






原田は茶色い封筒を手渡す。


なかをチラリと確認するとクレイムに関する書類と今回の事故現場の写真などが入っていた。







やっぱりな…。








現場の写真を取り出して見ると、頭部を車輪で潰されたのだろう。



目玉が飛び出て脳みそが飛び散り頭蓋骨がボロボロだ。








「あー。その写真ですか。被害者です。実際のはもっとこーグッチャリしてましたよ☆」





刑事という立場のクセに、被害者の話をニコニコしながらするとはだいぶ気持ちいいものではない。







「じゃあな。」




「はい。では期待してます先輩」









そして、その場を立ち去った。