柳沢があの古いノートを僕に渡そうとすると原田が止めに入った。 「先輩。長野くんを巻き込むわけには...」 柳沢が原田に言われて動きを止めた。 「おい。長野。お前と桜田涼子の関係はなんだ?お前にとってあいつは何だ?」 僕と、桜田の関係。 友達? いや、でも桜田は気まぐれで僕に近づいたんだと思う。 ”長野くん、おはよう” そうだよ。だって、桜田は相良くんとキスできる関係で。 僕は... ”こんにちは。長野くん” 僕にとって桜田は...。