「わっさん……ごめんね、姉ェネェ」
と美波ちゃんが肩をすくめる。
「え、なに、なんで謝るの?」
「美波さあ、ほら、口から生まれて来たからさあ、こん通りおしゃべりなのにね。説明が下手くそやさからさあ」
説明、って。
「なに、何のこと?」
「いーやあ。何からどう話せばいいのか分からん。なんて言うか……うまく言葉にできなくってさあ。やさからさ、手紙書いて来ちゃん。1週間もかかっやしが、書いた。長いさんしが、読んでね」
絶対、読んでね。
そう言って、美波ちゃんはそっとあたしの手に触れた。
温かく、やわらかな感触だった。
その温かさと懐かしさになぜか泣きそうになってしまったあたしは、慌てて唾を飲み込んだ。
「姉ェネェ。長かったね」
「へっ?」
はっとして顔を上げると、美波ちゃんはあたしの手の中の封筒を見つめて微笑んだ。
「長かったさあ……だってさ、美波さ、もう21歳になったんだよ」
美波ちゃんがうふふっと笑って、スマホで時間を確かめる。
「あい。今頃、迷子になっとるかもしれんね」
「迷子?」
「やてぃん、もうすぐさあ。きっと、かんなじ、来るはずやさ」
何を……言っているんだろう。
と美波ちゃんが肩をすくめる。
「え、なに、なんで謝るの?」
「美波さあ、ほら、口から生まれて来たからさあ、こん通りおしゃべりなのにね。説明が下手くそやさからさあ」
説明、って。
「なに、何のこと?」
「いーやあ。何からどう話せばいいのか分からん。なんて言うか……うまく言葉にできなくってさあ。やさからさ、手紙書いて来ちゃん。1週間もかかっやしが、書いた。長いさんしが、読んでね」
絶対、読んでね。
そう言って、美波ちゃんはそっとあたしの手に触れた。
温かく、やわらかな感触だった。
その温かさと懐かしさになぜか泣きそうになってしまったあたしは、慌てて唾を飲み込んだ。
「姉ェネェ。長かったね」
「へっ?」
はっとして顔を上げると、美波ちゃんはあたしの手の中の封筒を見つめて微笑んだ。
「長かったさあ……だってさ、美波さ、もう21歳になったんだよ」
美波ちゃんがうふふっと笑って、スマホで時間を確かめる。
「あい。今頃、迷子になっとるかもしれんね」
「迷子?」
「やてぃん、もうすぐさあ。きっと、かんなじ、来るはずやさ」
何を……言っているんだろう。



