「仕事は順調ですか」
「え?」
「人気パンケーキ店の店長さんだって、美波から聞いてます」
「あ、うん、まあ充実はしてるかな」
「かっこいいですね、店長とか」
「まさか。だって、ただの雇われ店長だし」
せっかく海斗がきっかけを作ってくれても、その先を展開できず会話は直ぐに途切れてしまう。
「今日も仕事だったんですか?」
「ううん、今日は休み」
あたしたちはぎこちなく会話をしながら不自然な微笑みを交わした。
再びすぐに訪れた沈黙に、あたしはシャンパンを啜り、海斗はピザを頬張った。
グラスが空になり逃げ場を無くしたあたしは、
「あ、そうだ。美波ちゃんから聞いたよ」
と取って付けたように切り出した。
「葵ちゃんと婚約したって」
「ああ……でも口約束みたいなもので、美波が勝手に話を大きくしてるだけです」
「でも、いずれは結婚も考えてるんでしょ?」
「まあ……けど、最近はすれ違いが多くてケンカばかりです」
「仕方ないよ。ふたりともお医者さんだもん。忙しいと思うし」
「そうなのかもしれないですけど。本当に漠然としたものでまだまだ先の話ですよ」
「そっか。でも、ふたりなら大丈夫だよ」
あたしが微笑んでも、海斗は肯定も否定もしなかった。
「え?」
「人気パンケーキ店の店長さんだって、美波から聞いてます」
「あ、うん、まあ充実はしてるかな」
「かっこいいですね、店長とか」
「まさか。だって、ただの雇われ店長だし」
せっかく海斗がきっかけを作ってくれても、その先を展開できず会話は直ぐに途切れてしまう。
「今日も仕事だったんですか?」
「ううん、今日は休み」
あたしたちはぎこちなく会話をしながら不自然な微笑みを交わした。
再びすぐに訪れた沈黙に、あたしはシャンパンを啜り、海斗はピザを頬張った。
グラスが空になり逃げ場を無くしたあたしは、
「あ、そうだ。美波ちゃんから聞いたよ」
と取って付けたように切り出した。
「葵ちゃんと婚約したって」
「ああ……でも口約束みたいなもので、美波が勝手に話を大きくしてるだけです」
「でも、いずれは結婚も考えてるんでしょ?」
「まあ……けど、最近はすれ違いが多くてケンカばかりです」
「仕方ないよ。ふたりともお医者さんだもん。忙しいと思うし」
「そうなのかもしれないですけど。本当に漠然としたものでまだまだ先の話ですよ」
「そっか。でも、ふたりなら大丈夫だよ」
あたしが微笑んでも、海斗は肯定も否定もしなかった。



