ピピピピピピピピピピ

「う……ん」

ピピピピピピピピピピ

カチッ

今日は夏休みなんだからもう少し寝かせ……あ!

夏休みにも関わらず目覚ましをかけた理由

それは……

鹿島先輩と遊ぶこと!!



俺は急いで光也の部屋に向かい

「光也! 服貸して」

髪を金色に染めた双子の兄に叫ぶ

「何言っ……」

光也がドアを開けると俺は飛び込んだ。

「サンキュ!」

「何も言ってねぇぞ……」

手早く服を借りると

部屋に戻る。

選んだのはTシャツにジーンズというラフな格好。

光也、こういうの持ってたんだ~

意外

……OK

これでよし!

「お母さん、行ってきまーす」

「はーい」

行ってきまーす