「すまないがこれを整理してもらえないか」

「……はい」

俺は鹿島先輩から紙の束を受け取ると、種類別に分類する。

はぁ……

「……どうしたんだ?」

「え?」

鹿島先輩にまで聞かれた!?

また俺泣いてた?

「いや……さっきからため息ばかり吐いていたから少し気になったんだ……」

「す、すいません……」

「何か悩みでもあるのなら聞くが……」

鹿島先輩……

俺ってダメだなぁ……

みんなに心配されてばっかで……

「大丈夫です……」

「……そうか
だが相談ならいつでも聞く」

「ありがとう……ござい……ます」

泣きそうになる……

本当に俺……ダメだな……