「遅くなってごめんな」

俺はなるべく普通に聞こえるように三人に声をかけた。

「おー
おかえり?」

「聡、なんか違わね?」

「んなもん分かってる」

うん

大丈夫そう

バレてはないっぽい

うん

きっと大丈夫

「ベッドビショビショになっちゃったからさっちゃんたちの部屋に移ろうって話になったんだけど……いい?」

「もちろん
元はと言えば俺が悪いんだし」

「その服僕のなんだけどキツくない?」

「……? ちょうどいいけど……」

あれ?

気つかわれてる……?

ホントはバレてた……とか

あはは〜

ないよね〜

ウンナイナイ

アリエナイ

ゼッタイナイ