「心!」

俺は心の部屋に駆け込んだ。

「どうしたの!?」

「ごめん!
今日ここ泊めて!」

「ええ!?」

目を丸くして驚く心

「お願い!」

「それはいいけど……
一人部屋だからベッドが一つしかないよ?」

「ソファーで寝るから!」

あの部屋には戻りたくない

「風邪ひいちゃうよ?
……そうだ!
一緒のベッドで寝ればいいんだ!
お泊まり会みたいできっと楽しい!」

「いいの?」

「うん
ずっと憧れてたんだ!
友達とのお泊まりって」

「ありがとう!」

「えへへ〜」