「それでホンットに怖い先輩だったんだよ!」

「分かったからもう少し声落とせ。
興奮しすぎだ」

「だってさっきまで全く声出してなかったんだもん」

部屋に戻った俺はさっそく祐一郎にグチっていた。

「一日目だけどもうダメ」

何も話さず二時間立ちっぱなし。

友達とショッピング行った時はそんくらいずっと立ってるけどそれとは全く違う。

精神的にも肉体的にも疲れた……

「祐一郎〜へるぷみ〜」

何をどう『へるぷみ〜』かわからないけどへるぷみ〜

「お前の人間関係には口ださねぇ。お前が口出しするなっつっただろ」

「それまだ根に持ってたの?」

何も言ってこないから忘れたんだと思ってた……

「……とにかく、俺は知らねぇ」

え〜

ヒドいよ〜

「……祐一郎、器が小さい男はモテないぞ」

「は?」

チッ

小声で言ったのに聞こえたか

ドンマイ、俺