十分、いや二十分?

俺らは無言

いつ、気づかれてたのかなって疑問も口に出しにくくて

まさかあのお泊まり会もどきの時じゃないよなぁ?とか……

っつうかあの時気づかれてたとしたら俺三ヶ月以上もの間騙せてるって信じ込んでたってことだし

そんな風に俺が自己嫌悪に陥っているとピリリリリ、と携帯が鳴った。

「出ても大丈夫だよ?」

俺が心に言えば、気まずそうに返事をする心

「僕の携帯じゃないけど……」

「……え」

それってつまり

鳴ってたの俺の携帯?

ヤベぇ

恥っずい……