野良猫は膝の上で眠る


ふと体が離される。

「鈴!どこ、言ってたんだよっ!」

「ごめなさ

「許すわけないだろ!あのクロエだって怒ってた。マンションにもいつの間にか居ないし、携帯だって繋がらない!それももう1ヶ月も!」

「私、そんなに、心配かけたの?」

だってだれも気づいてないと思ってた。

たまに真斗とメールだってしてたけどそれも凄くイレギュラーだし。

何より、私がいなくたって誰も心配なんてしないと思ってた。


「私は…」



「真斗、離せ」


その時クロの声がした。