あたしは普段よりもゆっくりとお弁当を食べて、食べ終わる頃には果歩の手のひらと膝からは血が出ていた。


随分と体力も消耗しているようで、荒い呼吸を繰り返している。


「はい、ご苦労様。果歩も早くご飯食べないと、あと5分でお昼も終わっちゃうよ?」


あたしは果歩にそう声をかけて、屋上をあとにしたのだった。