男子生徒のズボンなら膝を守ることができたが、女子生徒スカートじゃそれもできない。


果歩の膝はコンクリートに直接当たり、それだけも痛そうな顔をした。


「じゃあ、あたしがご飯を食べ終わるまでお馬さんとして散歩してもらうから」


あたしはそう言い、果歩の背中に乗った。


太っている果歩の背中は以外にも乗り心地がよくて、思わず笑ってしまう。


そして、そのまま自分の膝でお弁当を広げた。


「ほら、散歩しろっての！」


そう言ってお尻を叩くと、果歩は四つん這いの状態で動き始めた。


「もっとスピード上げて。あと、あんまり揺らさないでくれる？　お弁当がこぼれるから」


あたしの言葉にいちいちビクビクと体を震わせる果歩。


それが面白くて、あたしは何度も果歩のお尻を叩いた。


その度に果歩の動きを早くなり、まるで本当の馬のようだとまた笑う。