「あの、手術はできないんですか……?」 母親の声は今まで聞いた事がないようなトーンで、微かに震えていた。 「そう、ですね……。ここまで進行してると、手術の成功確率も極めて低いかと……」 先生の様子から、なんとなく察しがついた。 つまり僕は……。 「先生、正直に言っていいですよ。僕、死ぬんですよね?」 僕はキッパリ事実を言った。